とくしま随筆大賞
第19回
最後の葉っぱ
渡辺 惠子さん
渡辺さんの作品は
最後の葉っぱ

丁山会長から賞状を受け取る渡辺惠子さん

準大賞 田中康子さん

受賞者のみなさん

2019/6/1

徳島ペンクラブ公式ホームページ

田中さんの作品は
ショウハイの思い出
奨励賞 篠原碧祐さん
佳作 大本 泉さん
佳作 森岡智文さん

徳島ペンクラブ主催のとくしま随筆大賞は、応募のあった46編を、7月下旬に一次選考委員六名(田上倉平、鈴木綾子、西池冬局、上窪則子、竹内紘子、山口久雄)による審査の結果、10編を本審査に推薦した。

本審査は8月初旬に依岡隆児(徳島大学教授)柏木康浩(徳島新聞生活文化部部次長)丁山俊彦(徳島ベンクラブ会長)竹内菊世(徳島ペンクラブ顧問)によって審議され、その結果、大賞に渡辺惠子さん(59)=徳島市南佐古六番町=の「最後の葉っぱ」が選ばれた。

同随筆は、文学少女だった作者と学歴偏重主義の母との軋礫の中、華道家の祖母から生け花を通して心の在り方を教えられたもの。準大賞は、田中康子さん(79)=徳島市国府町=の「ショウハイ』の思い出」、佳作には森岡智文さん( 37)=阿南市桑野町= 「庭の蚊帳」、大本泉さん(17)=阿波市阿波町=「私の心は、スポンジに」、熊谷和代さん(78)=徳島市八万町=「ベルリンの壁」に決まった。

また、期待される新人への奨励賞には篠原碧祐さん( 16)=文理高校二年生= 「つれづれ」が選ばれた。

一次審査を通過しながら、惜しくも入賞を逸した作者(作品)は野村暎一さん「銀の匙」、手東雅夫さんコなげきつつ』の思い」、高野行子さん「羨ましい人」、中村あゆみさん「ゆらぎ」であった。表彰式は9月9日午前10時30分から阿波観光ホテルで行われ、大賞、準大賞の朗読もある。大賞、準大賞作品は12月下旬発行の「徳島ベンクラブ選集P art 36」に掲載される。